やかましい光に照らされて
窓枠を乗り越えた
そびえ立つのは巨大な塔
部屋着で乗り込んだ


一階 誘われふらふらと
立ち入った僕の耳は
下手なギターの音を捉えた
案外味があった
二階 耳障りきゅるきゅると
鳴るシューズの摩擦音
決まらないシュート一つ二つ
才能はないようだ

階段の一段一段を踏みしめる度
心の奥のまた奥へと風が吹く気がした

忘れてきた僕の全てが
この塔に眠っている
夜に輝く楼閣で
不思議な夢を見てた


三階 記憶よりもくすんだ
画面とコントローラー
寝ても醒めても遊んでいた
日々がふと過った
四階 見つけたノートの中
想像力の箱庭
置き去りにされた怪獣が
生気を抜かれてた

感動の一欠け一欠けを拾いゆく旅
心のほつれた袖口も見て見ぬふりをした

忘れてきた僕の全てが
この塔に眠っている
空に映された楼閣で
空虚な僕を見てた


そこはようやく屋上だった
ただ広く何もなく
穢れなき空に囲まれた
「夢中になりたい」
空の黒 薄まる気配
ふいに強い風が吹き
地表に落ち塔を見上げた

零れ落ちた好きの欠片が
この塔の光になる
やがて輪郭が失われ
空へ舞った
忘れてきた僕の全てが
その塔に眠っている
夢に消えてゆく楼閣に
朝日が混じっていた
与えてきた命の数を
忘れて眠っている
きっとそれは夢中の塔
人並がきらめいた
きっとそれは夢中の塔
僕の記憶だから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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夢中の塔 歌詞

歌詞です。「夢中の塔」は「むちゅうのタワー」と読みます。

閲覧数:83

投稿日:2025/02/19 07:47:52

文字数:591文字

カテゴリ:歌詞

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