外は落ち葉が舞っていて
秋も終わりだと告げている
道を行く人達は
寒そうに背中を丸め
誰も僕を見てはいのだろう
僕は顔を上げ
空を見上げながら
遠い遠い手の届かない
灰色のあの空の雲から
冬の妖精が
降りてこないか
期待していた
赤や黄色の絨毯が
真っ白に変わるときには
僕は変われているのかな
今は歌うことしか出来ないけれど
それだけじゃないと言ってくれた
君の分まで歌えますように
僕の生まれた街は北国で
この時期なら妖精たちも降りているだろうか
こんなにも遠くに来ちゃったけれども
僕はあの街を忘れたりはしない
いろんな人達の思い
忘れないように
精一杯頑張ってみよう
真っ白の絨毯が
緑色に変わっていたときに
僕は期待と不安を胸にこの街に来たんだ
歌うことしか出来ないけれど
いろんな人に後押しされた
みんなのために歌えますように
僕は泣いていませんか
僕は笑えていますか
僕は頑張っていますか
僕は愛されていますか
赤や黄色の絨毯が
真っ白に変わるときには
僕は変わっているでしょうか
不安はあるけども
それでいいんだよと言ってくれた
君のために歌えますように
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