――「所詮、私と貴女とでは相容れぬ存在。
    共に歩めぬのなら、この生など無意味に等しい」

「貴女とこの山紫水明を眺めたかったのです」
紅孔雀は云う。瑠璃色の羽根を拾う、川のほとり。
「せめて来世では、共にあの悲願の華を……」
散り散りとなる小夜。明鏡止水に身もこころも沈める。

二度と赴く事も無いためらいの橋
浅瀬の澱みで光尽きた蛍

水面を翳らす影は斜になり 吐息は泡沫
貴女まで飛べぬなら、と羽を折る瑠璃孔雀


 ――鳥であったなら、自由に生きたのでしょうか?


一羽、川に現世を捨て
一羽、哀惜に項垂れて

……彼岸に手向ける真珠の音を降らす

水面に波紋をなす遣らずの雨露 通い路を濡らす
寄る辺ない漣を数えた残響
遥かまで

天涯からは望めぬ華の犠牲に
八千代を讃える新樹の芽を枯らす

大地に根付けぬ双の蓮は咲き 葉擦れは寂寞
彼方でまた飛べるなら、と羽をもぐ紅孔雀


 ――鳥であったとしても、天蓋に覆われたこの空を飛べる筈もなく。
   残された唐紅の少女は、有りもせぬ羽を掻き毟りて慟哭。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

紅と瑠璃 【コラボしました】

相容れない存在であっても、ただ愛し合いたかっただけなのに。

↓鏡音リン×波音リツ↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10509932

↓IA×結月ゆかり↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17852645

壮大な歌劇を目指して。

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閲覧数:733

投稿日:2010/04/26 00:13:57

文字数:462文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント2

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  • ふわる

    ふわる

    使わせてもらいました

    こちらでははじめまして><
    ふわるです!

    こちらの歌詞がドツボでして・・・><;;
    良ければ、がくぽで曲にしたいと思いますがいかがでしょうか??

    2009/12/27 09:27:55

  • sentya

    sentya

    ご意見・ご感想

    相変わらずネーミングセンスがいいですねえ・・・

    2009/08/31 23:04:28

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