「ねぇ、三人でこれ歌ってみて?」

有紗が人柱アリスを歌う。

「良いですよ」
「しゃーねぇな」
「マスターのために歌ってあげますよ」

三人はアイコンタクトをすると、歌いだした。

最後まで歌い終わった瞬間目の前が暗くなった。

<マスター!?>

誰かの声が聞こえた気がした。

「…ここ、どこ?」

有紗は、灰色の空間にいた。

「やあ。初めまして」
「っ!!?」

後ろから声が聞こえる。

「誰!?」
「僕かい?僕は夢だよ」
「夢?…あ!」

歌の始めにある文章を思い出した。

「貴方が夢って事は、私はアリスって所?」
「御察しが宜しいお嬢だ事で」

夢はクスクスと笑う。

「でも、五人もアリスいるでしょ?」
「それじゃあ、足りない」

夢はメイコに化けた。

「!?」
「貴女にもアリスになってもらうよ!!」

メイコに化けた夢が両手を広げると後ろに扉が出来る。

「さぁ…貴女はどんなアリスになってくれるかな?」

トン…
夢は有紗を押した。

「キャー!!?」

真っ赤な扉は閉まった。

「僕の夢がどう変化するか楽しみだよ?五番目アリス」

夢は立ち上がると、居なくなった。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

人柱アリス@私が五番目アリス??

なんか、歌詞見てたら書きたくなった!!

閲覧数:242

投稿日:2010/02/10 23:12:43

文字数:498文字

カテゴリ:小説

クリップボードにコピーしました