姿も形もなくどこでも駆け抜けていく
束縛さえ受け付けずに自由気ままに舞っている
花びらたちが乗ると群れを成して踊りだす
そんな風のように生きたいといつも考えていたの
雁字搦めの世界、逃げる場所を探して
傷つき疲れて風という自由に手を伸ばす
どんなに姿形を変えたところでこの世界は
支配と隔てだらけの迷宮に変わりはない
*
光り輝く夜の街に降り注ぐ雪は
風に乗せられ舞い踊るように足元を染めていった
時に優しく吹けば心が和んでいく
けれども時には荒れ狂い何もかも壊した
姿の見えない風もまた喜びも悲しみをも
どこかで見て感じたの、迷宮の外側から
* *
雨の降り注いだ日、何故そんなに怒ったの?
どこかで怒りと悲しみを募らせすぎてたの?
激しい風に乗せられ荒れ狂う雨、それは激情
気ままな風が起こした慟哭のような激しい感傷
自由で縛られないでどこへでも吹く風のように
私も生きてみたいの、自由に憧れてるの
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