A.

嵐に見舞われて 暗い底に沈む
声も出ないままに 囚われていく
ここは 冬でも暖かい 思い出は浮かばない
時は緩やかに 流れている

B

アイとアイとアイの距離 潜ってあと何km
光が届かなくても 目指せるかな僕は

A

群生するコロニー 泡沫の欠片
一番静かで 賑やかな世界
ここに 幸せは来ない 不幸せも及ばない
ただ夜に皆で 眠るだけ

B

アイとアイのアイの距離 潜ってまだ何km
互いが見えなくても 目指せるかな僕ら

S

憂鬱が棲みついて 育って 殖える
そう これは深海の金属
君の目に沈みたい 奪ってやりたい
ただ 膨らむ黒い蕾

A

退化した瞳
花束に似て モノクロに揺れる
雪のように降る
ここは 夏でも冷たい
「夢は描くだけ潰えた」
どこまでも沈むだけ

C

錆び付いて 朽ち果てて 穴だらけの身体
いつの間にか 憂鬱が滑り込んで息をする
それでいい それでいい 生命に溢れていく
それでいい それでいい 色彩を流している

B

アイとアイとアイの距離 潜ってあと何km
光は届かないから とけゆくシューゲイザー

S

憂鬱が棲みついて 育って 殖える
そう これは深海の金属
君の目に沈みたい 奪ってやりたい
ただ 膨らむ黒い蕾

Outlo.

あえない、あえかな、
あいしたひと

~~~

あらしにみまわれて くらいそこにしずむ
こえもでないままに とらわれていく
ここは
ふゆでもあたたかい おもいではうかばない
ときはゆるやかに ながれていく

あいとあいとあいのきょり
もぐってあとなんきろ

ひかりがとどかなくても
めざせるかな ぼくは

ぐんせいするころにー うたかたのかけら
いちばんしずかで にぎやかなせかい
ここに
しあわせはこない ふしあわせもおよばない
ただよるにみなで ねむるだけ

あいとあいのあいのきょり
もぐってまだなんきろ

たがいがみえなくても
めざせるかな ぼくら

ゆううつがすみついて そだって ふえる
そう これはしんかいのきんぞく
きみのめにしずみたい うばってやりたい
ただ ふくらむくろいつぼみ

たいかしたひとみ はなたばににて
ものくろにゆれる ゆきのようにふる
ここは
なつでもつめたい
ゆめはえがくだけついえた
どこまでもしずむだけ

さびついて くちはてて あなだらけのからだ
いつのまにか ゆううつが すべりこんでいきをする
それでいい それでいい せいめいにあふれていく
それでいい それでいい しきさいがながれている

あいとあいとあいのきょり もぐってあとなんきろ
ひかりはとどかないから とけゆくしゅーげいざー

ゆううつがすみついて そだって ふえる
そう これはしんかいのきんぞく
きみのめにしずみたい うばってやりたい
ただ ふくらむくろいつぼみ

あえない
あえかな
あいした ひと

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

深海の金属

BPM150くらいのはねるリズムを想像しながら書きました。この作品については音楽のノリを大事にしたいので、曲をつける際は作曲者の方と相談しつつ積極的に改稿していきたいです。ご興味を持ってくださった方は、作曲に取りかかる前に私までご一報ください。

閲覧数:229

投稿日:2021/03/18 09:26:56

文字数:1,204文字

カテゴリ:歌詞

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