君とアネモネ

細かく世界千切って星屑を散りばめた
二人だけのパズル
大事にしまい込んだ古い鍵つきの箱
鍵は無くしたまま

窓際の砂時計、散らばった青のビーズ
伸びたサンスベリア
挟まったままの栞そこで綴じた理由
今じゃ思い出せない

君の好きな赤く咲いた花
届けたいよ それすら叶わない

光の粒がはじけて
私の心を包むよ
咲いた花で満ちて
作ったよ 花束をあなたに
夢でしかその笑顔に
触れることも出来ない
今日も濡らすまつ毛
忘れること出来たらいいのになあ
廻り続ける秒針
私だけポツリ取り残されていく

形のないものばかり両手でかき集めて
本当にそれで満足?
心にどうしようもなくぽっかり空いた穴は
誰が埋めてくれるの?

いつもより傾いて見える
月で満ちる 歩道橋 踏み切り

一つ余ったペアリング
今ははめる事もない
「どうせ一人なんだ」決まった台詞を吐いてみる
身を寄せた瞬間に世界が色付くとか
ふっと想像して少し悲しくなってしまった

つま先で弾いた透き通ったガラス玉
無意識に追いかけた
見えた気がした
笑った顔の君 あの時のまま

頭の中で響いた
懐かしいあのメロディー
ちょっと覚束ない
指で聞かせてくれたあのピアノ
また泣いてしまいそう
一人じゃもう歩けない
そっと耳を掠る
あの優しい声
繋ぐ手と手

ライセンス

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君とアネモネ

君とアネモネの歌詞です

閲覧数:233

投稿日:2011/07/24 18:16:35

文字数:562文字

カテゴリ:歌詞

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