少し俯いまま開こうとしない唇は
この関係に未だ終わりを言えずにいる
引き伸ばしはしないと誓っていたのに
針が刻む季節の終わりはお互いを傷つけるだけ
わかってるけど
君を前にするとこうも揺らぐのは何故
同じ時間を生きながらすれ違う回数は
君を強く願うほど多くなる
戻れないなら
せめて優しい記憶で終わらせるよ
初雪に紛れて会わないまま終わった
最後の「サヨナラ」
隠しもしないで君は泣いてた
頬に落ちた涙は雪だと強がって呟いた
「サヨナラ…」は寒空に消えた
前を向いたまま忘れられない幻想に
誘われるように今日も見慣れた道を歩く
君がいない寂しさを冬のせいにして
二人残した足跡はもう新しい場所へ
忘れてゆく
君が思うよりもずっと早く
赤いマフラー風に揺れて遠ざかる背中に
君の姿に重なった途端
無意識に足が止まる
忘れかけてた気持ちが溢れ出して
遠ざかる背中に手を伸ばす
空を切る刹那
振り向いたとしたら何を言えるだろう
ふと目を逸らせば空を覆う粉雪
今は何も言えなくて
春の風に吹かれて無邪気すぎたあの頃を
出会った場所で一人想う
満たされた日々に慣れてしまっていたんだね
唇を噛み締めて泣いた
あの日の君の姿が遠くなってゆく
本当はもっと傍にいたかったのに
自分に嘘つかないで素直な気持ちのままで
最後の「愛してる」
後悔するだけはもう終わりにしよう
頬に落ちた涙は今も熱くて
心に残りの雪を溶かしてく
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