光は無く 堅牢な壁 閉じた世界
階層都市 完全なる ユビキタス
サイボーグ化された 人類の末裔 管理された生命 倫理は滅びた
昔本で読んだ 太陽の光を この目に刻むため 僕は旅に出た
一人で飛び出した 遙か遠い故郷
いくつかの階層を 越えて来たその先で
僕は少女に出会う 彼女に手を引かれて
たどり着いたそこには 故郷とは違う街
故郷の外の世界 始めてみる人々
皆同じ 顔をしている クローンの街
ここには無い 僕は背を向け 歩き出す
発展を極めた 人類の英知 狂ったプログラム 独立したネット
管理者に従い 生きるために生きる 世界を支配する 機械の軍勢
一人で飛び出して もう数年が経つ
記憶に残る 笑顔が懐かしい
数え切れない程の 階層を越えて来た
それでもまだ見えない どこまで続くのだろう
この旅の終わりは 一体どこにあるのだろう
それでも見たいんだ おとぎばなしの光
視界の端で 数字が告げる もうすぐ機能が止まる 走るノイズ
一人で飛び出して もうどれくらい経つ?
数え切れない程の 階層を越えて来た
それでもまだ見えない どこまで続くのだろう
軋む身体引きずり ぶれる視界こすった
最後の時間が近い アラートが鳴り響く
数え切れない程の 階層を越えてきた
突然壁が消えた そこは遙かな宇宙
最後の壁を越えて やっと辿り着いた
眩む視界の奥の 輝きに手を伸ばす
―――――
ひらがなver.
ひかりはなく けんろうなかべ とじたせかい
かいそうとし かんぜんなる ゆびきたす
さいぼーぐかされた じんるいのまつえい かんりされたいのち りんりはほろびた
むかしほんでよんだ たいようのひかりを このめにきざむため ぼくはたびにでた
ひとりでとびだした はるかとおいこきょう
いくつかのかいそうを こえてきたそのさきで
ぼくはしょうじょにであう かのじょにてをひかれて
たどりついたそこには こきょうとはちがうまち
こきょうのそとのせかい はじめてみるひとびと
みんなおなじ かおをしている くろーんのまち
ここにはない ぼくはせをむけ あるきだす
はってんをきわめた じんるいのえいち くるったぷろぐらむ どくりつしたねっと
かんりしゃにしたがい いきるためにいきる せかいをしはいする きかいのぐんぜい
ひとりとびだして もうすうねんがたつ
めもりーにのこる えがおがなつかしい
かぞえきれないほどの かいそうをこえてきた
それでもまだみえない どこまでつづくのだろう
このたびのおわりは いったいどこにあるのだろう
それでもみたいんだ おとぎばなしのひかり
しかいのはしで すうじがつげる もうすぐきのうがとまる はしるのいず
ひとりでとびだして もうどれくらいたつ?
かぞえきれないほどの かいそうをこえてきた
それでもまだみえない どこまでつづくのだろう
きしむからだひきずり ぶれるしかいこすった
さいごのじかんがちかい あらーとがなりひびく
かぞえきれないほどの かいそうをこえてきた
とつぜんかべがきえた そこははるかなうちゅう
さいごのかべをこえて やっとたどりついた
くらむしかいのおくの かがやきにてをのばす
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