君は、そっと病室の窓を見上げていた。
窓からは太陽の淡い光が差し込み僕達を照らし出した。

君は今にも泣きそうなのに、無理に何事もなかったかのように、《笑うフリ》をして告げる

「・・・・・・あたし、もう少しで死んじゃうのね・・・」

僕は頭を回した。
なにか なにか彼女をすこしでも励ましてあげられる
そんな言葉はないのかと。

だけど時は無情に過ぎていくばかりで結局、励ます言葉も見つからないまま

君の隣で涙を流した。



「・・・・・・あたし、まだ歌いたかった。いろんな人に、あたしの歌を聞かせてあげたかったの・・・・

でも、もう少しで
オシマイなのね・・・・・

私の命は・・・・・」


「死なない!!リンは死なないよ!!」




僕はカバンから、折り紙で作った青い鶴を取り出した
そしてリンの手のひらに

そっ・・・と乗せる

「・・・・・・頑張って。生きるんだ。生き残って・・・・最後まで生き残って、また一緒に唄を歌おう!!だから、諦めないで!リン!」

「・・・・・・・・ありがとう。レン・・・・


・う・っく・・ぅう・・・あはは・・・・馬鹿みたい・・・あたし・・・・死ぬのは怖くないって思ってたはずなのに・・

・・・う・・・うぅうぅぅう!!!!ぅわあぁああぁァああんっ!!!!!」



病室で君の泣き叫ぶ声が響く。


「レン!!!!やっぱりあたし、まだ唄いたい!レンと歌いたいよぉお!!!!!!」

「大丈夫!大丈夫だよ!君は、死んだりしない!!もし、無理だったとしても、いつまでも僕がそばにいる・・・。そばにいるから!!」




















また

生まれ変わったら

一緒に唄を歌おう・・・

今度は もっと君に近い存在で・・・・・




















「リンちゃーん!ステージ始まるよー!」

ミク姉が呼んでる

「はーいっ!いこっレン!」

「うん!!!!あ、青い鶴。ステージにもっていかなきゃ」

「・・・・・・なに?それ」


「・・・・わからないけど僕が、生まれた時、手の中に大事に持ってたんだって。だから、いつもこの鶴を、お守りに持っていってるんだ」

「へぇ―――――。あたしにも、また今度見せてね!じゃあ行くよ!!」
















・・・・・・・・

リン



また 会えたねっ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

青い鶴

生まれ変わって
ボーカロイドになりました~

シリアスに書いたんですが
駄文ですみませんっ!

閲覧数:149

投稿日:2009/03/22 17:41:44

文字数:1,008文字

カテゴリ:小説

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