小さい頃に描いた地図は
不完全なままどこかに捨てた
誰かの価値観思い出せない
関係なんてなかったのに
滲んだクレヨン雨の所為にして
流れ落ちてく
色を灯した涙達も
都合良く消して
七色雨粒空に返して
二人で見つけた虹の向こうに
あの時丸めた地図の続きが
僕等を待っている気がしてさ
「見つからないな」なんて思うのは
あの日の僕が泣いていたからか
滲んだ地図を握りしめたまま
何処に行くのか
傍に居る人に気付けたなら抜け出せるのに
何も知らずに理想ばかりを
描けていた日々が輝いてて
今色を重ねる事を恐れて
両手をずっと持て余してた
どうして見えなくなったんだろう
必要無い物で埋まる世界
どうして聴こえなかったんだろう
君があんなに呼んでいたのに
七色雨粒空に返した
二人で見つけた虹の向こうで
幼い僕は満足そうにさ
少し笑って揺れて消えてく
青く晴れた雲ひとつない空
片手にクレヨンもう迷わない
手と手を繋いだ君と
あの日の地図の続きを描いてこうか
さあ明日もずっと
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