狂いだした夕暮れは近い
滴る色刻む
身に纏うは錆びついた鎖
六芒の目揺らぐ

迷いの果て付けた傷跡
絶え間のない鼓動
食い食われて肉は残さず
灼け堕ち征く慈愛

掲げたこの想いは
崩れ征く記憶を滾らせ
終わりのない世界で
掴める命を燃やしてる

走り抜け宵を駆け
握りしめた掌それが答え
貴方の冷たい言葉さえ
今は心が疼く血潮となる

偽りの調べなら
奏でる音色も全部壊してあげる
乱れた足並み踊らせて
この体全てで今壊してあげる

記憶の果て咆え狂う剣
欠けた刃そんな
くだらなくて稚拙な言葉で
奪おうなんて愚か

見渡すのは最果ての道理
指し示すは耀
腐る血潮ドロドロと流れ
貴方の身に残す

深く残る傷跡
そこから流れる想いには
濁りすぎて見えない
赤い赤い永遠がある

細い指から逃れてく
全てを白と黒に壊すだけの
小さくて脆い楔なら
例え孤独であろうと要らないから

ここで全て終わらせる
撃ち抜く意志と連なる黒い希望
潰れた足並み爛れてく
この身体全てで今壊してあげる

「瞳の奥 映り込む闇よ……」
「閉ざされてく 貴方の闇よ……」

細い指から逃れてく
どこまでも続く荒野 募る愛
爛れた足並み踊らせて
この体全てで今壊してあげる
走り抜け宵を駆け
この体全てで今壊してあげる
あなたの冷たい言葉さえ
この体全てで今壊してあげる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

メルセデスの凱旋

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投稿日:2023/04/05 20:49:32

文字数:572文字

カテゴリ:歌詞

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