やりたくない。

世の中には、しなければならないことがたくさんある。
そしてそれは大抵、やりたくないことと同じだ。
どうしてしなくちゃいけないのか、
問い詰めても問い詰めても、
納得できる答えなんか出てこない。
ただ、やらなければいけないという責任感だけが、
ボクの前に突きつけられている。

やりたくない。

今は好きなことに集中していたい。
でも、周りが将来のためだとか、
誰かのためだとか、いろんなことを言ってくる。
そんなこと、ボクはどうだっていい。
今、幸せでいられるなら、とりあえずはそれでいいよ。

いやだ。やりたくない、やりたくない。

どうしてやらなきゃいけないんだろう?
どうして、ボクがやらなきゃいけないんだろう?
やらなきゃいけない理由が見つからないなら、
別にボクじゃなくてもいいと思うんだけどなぁ。

やりたくない……。

(じゃあ、誰かにやってもらえばいいんじゃない?)

……?何だ?誰かいるのか?

(誰かやってくれる人に押し付けちゃえば?)
(そうすれば、キミは楽になれるよ?)

……そんなこと言ったって、誰に押し付けるんだ?
ボクにはそんな優しい友達なんかいないよ?
今のボクは独りぼっちなんだから。

(……そっか、そうだった。じゃあしょうがないね。)

(自分で作れば?)

……えっ?

ボクの中に現れたその誰かは、
ボクにとてもよく似ていたんだ。

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前に上げたやつの小説みたいなヤツ

2つ前のsole right(仮)の最初のほうを
小説っぽくしてみたもの、のはず。
特に誰とか、まだ決まってないです。

閲覧数:35

投稿日:2011/07/20 20:02:06

文字数:598文字

カテゴリ:小説

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  • 栖夏

    栖夏

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    やりたくない(受験)。
    好きなこと(音楽)に集中していたい。
    www

    2011/09/18 16:32:03

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