「嫌あッ………!!」
「抵抗すんなよ、痛くするぞ?」
ミクオにがっちりと体を捕まれ、グミは身動きがとれない。
ミクオは嘲笑うかの様に口の端を歪めボタンが外れたパジャマのの中に手をかけ下着の奥に手を侵入させてきた。
そのままやわやわと胸を揉まれる。グミはあまりの気持ち悪さに甲高い悲鳴を上げた。
「グ…ミ………?」
突然のことで呆けていた帯人がグミの悲鳴で意識が戻る。
このままではグミが危ないと瞬間的に悟った帯人は殆ど無意識にミクオの方へ飛び出していた。
「ミクオ、止めて!!」
そう言ってグミからミクオを引きはがす。
いきなり帯人に邪魔をされたミクオは今の状況とは明らかに不釣り合いな妖しい笑みを浮かべ、帯人とグミに近づいて来る。
す、と帯人の頬に白い手。
帯人はその手にすら恐怖を覚え、胸にいるグミをぎゅ、と抱きしめた。
「なぁ、帯人?」
「…………ッ」
帯人が抱いているグミの背中に体を押し付ける様にして帯人の耳元で囁く様に呟く。
「言ったよな?お前は俺のモンだって」
「だから家には誰も入れるなって」
「なのにこんな薄汚い女を部屋に入れて」
「お前はそんなに俺にお仕置きをされたいのか?」
帯人が眼をぎゅっとつむる。
帯人とミクオに挟まれる様にして抱かれているグミは苦しそうに身をよじり、搾り出す様にミクオに口を開いた。
「ミク…オ君…?」
「何だ?この淫乱女」
「そんなこと…ダメだよ…こんなことしちゃ……」
「ミクが泣くよ?」
「―――――!?」
ミクオがあからさまに動揺してグミと帯人から飛び退いた。
「ミクの気持ち、分かってるんでしょ?なら…こんなこと…」
帯人の胸に抱かれたままグミは言う。
ミクオは苛立たしげに立ち上がり帯人に向かって口を開いた。
「帯人、今回だけは許してやる」
「え……?」
「せいぜいそこの淫乱女とさっきの続きでもヤる事だな」
そう吐き捨て、ミクオは帯人の部屋から出て行った。
「グミ……」
「帯人、平気だった?」
帯人がグミを強い力で抱きしめた。
「…お願いがある」
「なぁに?」
「嘘でもいい、嘘でもいいから僕の恋人になって」
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