一人で寂しい街頭を歩き
ややこしい気持ちは全身に満ちて
闇から逃げ去ってみたい

地下鉄の駅までゆっくり歩く
一人で周囲の人だかりを注視して
目に映る人間を私と共に隔離して見ると
ココロには不案内な気持ちさえも生まれ

みんなそれぞれ異なっている事をしていて
それぞれの気持ちを持っていて、それぞれの位置で歩き
楽しくて、幸せで、興奮して、疲れ、…見失い

発見しましたか?気づきましたか?
私が彼等をじっとみているのに気付く人がいない
どうして? どうして?
私はいつの間にか人々に閑却されましたか?

私が世界を閑却しましたか?
それとも世界も私を閑却しましたか?
これはいわゆる「自我は封鎖」ですか?

自覚しないのには笑ってしまいました
緊張の神経は鈍化し麻痺して
地球の軌道を離れました
ようにきらきらする星は同じ
自由に漂って空気の中に浮かび

自分自身のしたい事
自分自身を探したい人
もう存在しないいくつかの人
日中も夜中もずっとつづく思い

暖かい風は真正面から吹き
頭を上げてやっと発見し
車を止めました
人は消えました
席を空けました
夢も覚めました

再度、自覚しないことには笑い
残ったもので口もとは苦くて渋い
誰を見かけることが出来るだろうか?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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自我は封鎖

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投稿日:2010/10/30 00:45:22

文字数:539文字

カテゴリ:歌詞

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