「くらげ」

水の中で呼吸をしてる
私の心臓の水深を深く
虚しさには気附かない様に
私の人生を終わりにしたいの

この躰さえも預けて
呼吸の仕方も忘れた
此の世を愛していたのになあ

静かな世界で私を悼んで、
止め処無い涙を食べて、おいしいと笑って
吐き出した気泡が くらげみたいで美しかったの
此処は天国から一番遠い街


夜の隅を泳いで往く
眠れない私の睡眠は浅く
淋しさには触れれないのに
一人の感傷に沈んで痛いの

生温かいこの肌が
冷めていくだけで私は
心を亡くしていくのだろう

歪んだ私は止まった鼓動で
柔らかい瞼を閉じて、さよならを放って
呟いた思想が美学になり、消えてしまうのだ
この世界も多分、何かを忘れてる


ただ、透過している
また、同化しているだけ
私の躰が水溶性ならどんなに良かったか
幸せの味はおいしくなかったなあ


綺麗な世界で私を謳って、
止め処無い涙を食べて、虚しいと笑っていた
吐き出した溜息が くらげみたいで美しかったの
此処は天国から一番遠い国

深い藍の底で息を止めている

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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くらげ_Lyric

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投稿日:2023/11/06 00:35:54

文字数:462文字

カテゴリ:歌詞

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