一人見つめた  波のその先を
寂しいなんて  この口が言える訳なくて
少しずつ濡れてきたこの足から 溶かしていってほしくて
君はひどくてさ 僕にも灯を見せるんだよ

平和用の顔で笑って 平和用の顔で泣いて
本物だと思っていた関係が 君が望んだ偽物なら
この僕の泪は  途切れ途切れのこの呼吸は
君が望んだのかな

二人で行った  浜辺のその先は
会いたいなんて この体が動くわけなくて
沈んでいるこの青い海よ 僕を呑み込めやしないか
君はやっぱりそうだ 救えない気丈な花火だ

怪我した心でないて 穢した心でわらって
涼やかな君の笑顔に 濡れた手で触れていれば
萎れた君の想心は 萎れかけた誰かへの愛は
僕は望んでいなかった

此処まで来た意味を もう知っているだろう
花鳥風月が     我を遠くへ誘うのだ
震える手で     自分の心に触れる
いき場はここのようだ

平和用の顔で泣いて 平和用の顔で笑って
本物だと思っていた関係が 君が望んだ偽物でも
この僕の泪も    途切れ途切れのこの呼吸も
君に届いているのだろうか

僕は優しくなれないまま 波を呑む

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ほうこう、水の中で

君に連れてかれた話です。

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投稿日:2020/09/23 00:32:08

文字数:482文字

カテゴリ:歌詞

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