流れ落ちた文
たぐり寄せた道
打ち上げられてくジオラマ
迷子になる森
探検した町
幼い風が振り向く

手に触れたなら
懐かしい楡
空は海の白
暖炉のオレンジ
緋の揺らめきが
偽りなく凪ぐ

雨が降りてくる
嵐竜になる
秘密の地下への入口
暗い闇の中
伸びて行くひかり
白塗り部屋へとつづく

造りかけてた
あの日見た鳥
小さな心臓
脈打つ静かに
手のひらに乗せ
胸に当ててなく

帰るひとの声
はがれ消える過去
記憶の夢から覚めると
胸にある命
やわらかな模型
わたしもあの思い出も

<ふりがな>

ながれおちたふみ
たぐりよせたみち
うちあげられてくじおらま
まいごになるもり
たんけんしたまち
おさないかぜがふりむく

てにふれたなら
なつかしいにれ
そらはうみのしろ
だんろのおれんじ
ひのゆらめきが
いつわりなくなぐ

あめがおりてくる
あらしりゅうになる
ひみつのちかへのいりぐち
くらいやみのなか
のびてゆくひかり
しろぬりへやへとつづく

つくりかけてた
あのひみたとり
ちいさなしんぞう
みゃくうつしずかに
てのひらにのせ
むねにあててなく

かえるひとのこえ
はがれきえるかこ
きおくのゆめからさめると
むねにあるいのち
やわらかなもけい
わたしもあのおもいでも

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ジオラマの心臓

曲のイメージからジオラマに迷い込んだ物語です。

閲覧数:100

投稿日:2014/06/08 22:26:16

文字数:542文字

カテゴリ:歌詞

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