第二章
ここは・・・どこだ・・・?
ひどく体が痛い・・・。僕は何をしたんだ・・・?
あれ、何か見える。・・・なんだろう?
『もう、いなくなってしまえばいいんだ。』
『何もかもっ・・・なくなってしまえばいいんだ!』
・・・あれ、僕の姿?だけど、何か違う・・・。
くそっ、なんだってんだよ・・・。
こっちへ来るな・・・。それは僕じゃない・・・。
「来るなぁ!」「きゃ!」
何かやわらかいものに手が触れた後、短い悲鳴が聞こえた。
「あ、・・・ごめん!」
どうやら、少女を押しのけてしまったようだ。
・・・触れたところについては、何も考えないでおく。うん、そうしよう。
そして、僕は少女を、どこかで見たことがあるような、
そしてどこかで忘れてしまったもののような、そんな気がした。
「お兄ちゃん。あなた誰?」
「え、僕?僕の名前は・・・。」
名前。その単語で目の前の少女に感じていた違和感がなくなった。
「まさか・・・。名美ちゃん?」
「うん!そうだよ!お兄ちゃんすごいね!私ね、10才なんだ!」
「10才・・・?」
「うん、そうだよ。あなたは?」
「え・・・僕?」
どうしよう、冷や汗が体中から噴き出す。8才なら、僕は名美と友達で、一緒の小学校だったはずだ。
「僕の名前はね・・・夕人っていうんだ。」
「へぇ~!夕人か~。よろしくね!」
ニパっと、無邪気な笑顔を小さい名美が向けてくれる。・・・可愛い。
「いやいや、10才相手になにときめいているんだ・・・」
「何か言った?」
ふと、小さい名美のいた方を見ると、いつもの名美が立っていた。
「え・・・?いや、だってさっき8才だったじゃん。え?なんで・・・」
「それはね・・・」
その声を聞く前に、僕の意識は、夕暮れに飲み込まれた。
Black dusk 第2章-1
やっと第二章ですよ・・・。
一時はどうなることかと思いましたけどねw
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