【涙色ダイヤモンド】
坂道は簡単に  
僕を転がした 
小さな石一つ 
それだけでよかった 

この部屋の壁紙に
脂(ヤニ)が染みている
小さな懐疑心 
それだけで染みていく 

不甲斐なさを忌むあまり
直視もせず切り捨てた
刺すほどに僕を見る 
悲痛な僕の目の色を 

手を焦がして
探し続けた 
目の前にある
僕の遺灰の中
取り残した 
かつて持っていた
煌めき一つ 
それが触れるまでは


その花は落ちてゆく
低い風一つ
あまりに脆かった
土埃にまみれた

情けなさを憎んでは
言い訳も許せずに
刺すように書き綴った
遺書を裂いて破り捨てた

手を焦がして
探し続けた
捨てたはずなのに
持ってると信じた
柔く笑う
捨てたはずの僕
そちらの方が
幸せな気がした


手を焦がして 
探すのをやめた 
目の前にある 
僕の遺灰の中 
取り残した 
かつて持っていた 
煌めき一つ 
それに触れたから


ダイヤモンドは涙の色だった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

涙色ダイヤモンド

自分が許せなく思えて
自分の何かを捨てたいと思ったことはありませんか。

捨てるのも、捨てられるのも自分なんて、ひどく滑稽です。
けれどもそうすることで生み出せるものがあるのなら。

そう思ってもやはり、ためらいや悔恨は残るものです。

閲覧数:133

投稿日:2014/04/21 13:07:07

文字数:418文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました