君が消えた教室
何時しか忘れて行ったあの頃の気持ち
夜は暗いんだ、朝は明るいんだ




消えたい、否定されたいと叫んだ
生きたい、肯定されたいと歌った

いつからこうなった？
問いかけの返事なんてどこにもない
どうしてこうなった？
問いかけの返事なんてどこにもない

全ての存在を否定されたらどんなに楽だろう
誰も彼も僕のことを嫌いな世界は
全ての存在を肯定されたらどんなに嬉しいだろう
欺瞞と虚偽の中であがき続ける醜い僕を
居心地が悪い世界だ
夜は暗いんだ、朝は明るいんだ




抗え、足掻と叫んだ
嗤え、見ていろと歌った

どうしてこうなった？
問いかけの返事は空へ散った
いつからこうなった？
問いかけの返事は空へ流れて行った

世界を覗き込んで耳鳴り
指を添えて焦燥感　頭をもたげて静寂
息を吸って揺れた　息を吐いて空白感

どうしてこうなった？
問いかけの返事は空へ散った
いつからこうなった？
問いかけの返事は空へ流れて行った

もう、どうでもいい！
「泣くのはワタシだけでいい」

消えたい、否定されたいと歌った。
消えろ、否定しろと叫んだ
消えた、否定されたと啼いた

僕じゃない僕なんて。

優しい世界なんだ
狂った原因は隠してくれる
さり気ない幸せに苦しんだ
何気ない優しさに頼ってた

泥臭く、意地汚いと叫んだ
それでも、まだまだ、だと歌った

なんでと聴いた。
問いかけの返事は届いた

―――――――――――――――
きみがきえたきょうしつ
いつしかわすれていったあのころのきもち
よるはくらいんだ、あさはあかるいんだ



きえたい、ひていされたいとさけんだ
いきたい、こうていされたいとうたった

いつからこうなった？
といかけのへんじなんてどこにもない
どうしてこうなった？
といかけのへんじなんてどこにもない

すべてのそんざいをひていされたらどんなにらくだろう
だれもかれもぼくのことをきらいなせかいは
すべてのそんざいをこうていされたらどんなにうれしいだろう
ぎまんとくおぎのなかであがきつづけるみにくいぼくを
いごこちがわるいせかいだ
よるはくらいんだ、あさはあかるいんだ




あらがえ、あがけとさけんだ
わらえ、みていろとうたった

どうしてこうなった？
といかけのへんじはそらへちった
いつからこうなった？
といかけのへんじはそらへながれていった

せかいをのぞきこんでみみなり
ゆびをそえてしょうそうかん　あたまをもたげてせいじゃく
いきをすってゆれた　いきをはいてくうはくかん

どうしてこうなった？
とうかけのへんじはそらへちった
いつからこうなった？
とうかけのへんじはそらへながれていった

もう、どうでもいい！

「なくのはワタシだけでいい」

きえたい、ひていされたいとうたった
きえろ、ひていしろとさけんだ
きえた、ひていされたとないた

ぼくじゃないぼくなんて。

やさしいせかいなんだ
くるったげんいんはかくしてくれる
さりげないくるしさにくるしんだ
なにげないやさしさにたよってた

どろくさく、いじきたないとさけんだ
それでも、まだまだ、だとうたった

（なんでときいた。
といかけのへんじはとどいた。）