雑音サク01.
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「はじめまして。」
これが私と君との出会いだったの。
「はっ初めまして!」
ピンクの髪型に、赤をベースとした黒のセーラー。
とてもかわいい子。
見たこと無い、、、、
もしかして、この子はうわさの“亜種”というやつ?
「マスターの名前・・・・」
彼女はおずおずと私に名前を聞いた。
「私は、風早夕歌。」
あ、・・・・ボーカロイドって私が名前付けなきゃいけないのか。
「・・・サク。はどうかしら?」
「えっ?」
ぱっとこっちを見上げる彼女。
「名字が雑音(ざつね)でしょう?」
さっき、インスト-ルしてる時に見つけた文字。
私はソレを見逃さなかった。
「サクって・・・・ちょっと変かな・・?」
苦笑する私。
「マスターっ、すごく、すごく素敵な名前だよっ!」
サクはとても一生懸命ほめてくれた。
「ありがとう。」
思わずにやけちゃったの。
* * * * * *
彼女と一緒に居てわかったこと。
サクは素直でイイ子。
でも 少し言葉足らずで誤解されちゃうタイプって言うか・・・・。
そんなサクのことを少しずつでもわかっていきたいなって思う。
「サク・・・歌、作ろうか。」
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