coral inst
誰もいない水溜りの夜
コバルトブルーに触れる手のひら
濡れた髪を気にする素振りで
ただ踏み出せずにいる
いつのまにか下がった気温に
甘えてこのまま遠い場所まで
歩く速さ 不揃いなままで
分かったつもりでいた
反射する脳内 手繰り寄せて
虚像の中 絡まったセリフ
最終型のアンサー 決まるまでは
ここで待っている
さよならが 乾くまでに
全て溶けてしまう前に
手をのばす あの日の君なら
届くような気がした
夜明けまでの台本を書いて
とめどなく続く意味のない嘘
同じ言葉繰り返しながら
今日を確かめている
加速する風景 惜しむように
ありもしない 面影を探す
三周目の合図 響くまでは
ここで夜を明かそう
さよならが 乾くまでに
全て溶けてしまう前に
手をのばす あの日の君なら
届くような気がした
夜の先 探している
薄明かり 街灯の下
手をのばす こぼれた光に
届くような気がした
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2020/10/13 20:04:05