夢で 美しいものに 出会った   

息を呑む様な 景色
少女は絵を 描いた

あの景色を 忘れられなくて
あの景色と 又会いたいから

でもそれは、あまりに遠く向こうの
余りにも 届かない地平の線



その手は 描き続ける
眺めを 手にしたくて

景色は 直ぐ傍に見える様で
だけども いつも直ぐに消えてゆく



ある日 少女は それを描けたと 思った
それを 少女は あの景色だと 思った

でも、人々は それを否定して
でも、人々は 見向きもしない

それは 繰り返され
そして 磨り減らして



少女が 見ている 眺めは
求めた ものとは 遠くて

手は痛んで、涙は尽きて
空を見上げ、星を見ていた

それを 悲しいと 思い
それを 美しく 思う

少女は 空を描き
少女は 星を描く
何も思わず、何も感じず
ただ絵に向かって、ただ描いていた



少女は 絵を描くのを 止め
遥かな 地平の旅へ 去った

残された絵は
全ての人に あの景色を 見せた








ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夢で見た景色

美しい旋律をイメージして
思うまま書いてみました。

閲覧数:118

投稿日:2011/06/06 11:03:31

文字数:449文字

カテゴリ:歌詞

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