ぴえろ / 千尋


ある日 ママと逸れて一人 泣きながら
歩いていた少年に 手が差し伸べられました。

(Aメロ)
“これでママに会える”と浸り
その手を 握りしめながら
ママの元へと 向かう二人

(Bメロ)
だけど そのまま男性と共に
輪郭(スガタ)を消したまま・・・
年月重ねて 見つかったのは

冷たくなった 少年だけ。

(サビ)
“生きていたい ままにあいたいよ”
願いが汚される頃 少年は思い知る
“ままごめんね もう帰れないみたい”

“今日のため 覚えた歌 唄いたかった”
心から漏れた言葉を只管 繰り返すも
地に身を着けたまま 動かなくなった。

(Aメロ)
何処を探しても 息子はいなくて
いつも通りの悪戯 隠れてるだけ
なんて 思い込ませていたある日

赤く表示された誘拐の文字が消え
息子の終りを飾る記事が溢れた
“うちの子は絶対 死んでないから”

生きているから・・・

間奏12秒

目を開けて 今すぐ起きて
独りしないで 置いていかないで

(サビ)
いくら殴られても 何をされようと
これだけはって 守っていたのかな
“おたんじょうびおめでとう”と
書かれた1枚の用紙と 一輪の花束
それだけは守っていたのかな

“”目の前に あの子がいたから
“誰でもよかった でも今は後悔しています。
軽く言葉を並べた男性に
たった15年の懲役と罰が下り

軈て 完結したかのような
身勝手な記事が出回って
いつ日か 世間から忘れられて
私だけが取り残されていく。
独りぼっち 未完結のまま

返してよ
息子を返して・・・返してってば

ある日を境に 掟として語られ続けた。
“知らない人にはついてってはいけない”と。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ぴえろ

ママの誕生日を祝うはずが誘拐された話

閲覧数:17

投稿日:2020/04/28 20:17:22

文字数:744文字

カテゴリ:歌詞

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