紅を刻む 稀代の印よ
とこしえの果てに 声届かずとも
待ち受ける定め 見守りたまえと
封じられた身で 戯れ言唱える
爛漫な声音 弾んだ
萌芽の記憶 瑞々しく
殊の外 馴染む指先
気づけば絡め取られていた
許されるはずもなかった交わりさえ
現 忘れるほど溺れゆく
いつしか其処へと宿していた合いの子
人は忌むべき子と呼んだ
過ちに咲いた 命の証よ
最果ての賭けに 道及ばずとも
薫香揺らして 漂う刹那に
幸えたまえと 消える息が舞う
罪深き鼓動 弾んだ
灯下の気骨 苦々しく
不可避すら恐れぬ矜持
気づけば従えられていた
手にするはずなどなかった拘泥さえ
道理 突きつける刃と成る
いつしか其処へと抱いていた芳情
人は永久に封じ込めた
禍を招く 禁忌の縁よ
移ろう季節に 散る願いなれど
真逆の間と 誹ることなかれ
沈みゆく思念 紅を辿る
産声と共に其処から抜けた光
弾け 我が子に微笑んだ
妖を纏う 異彩の印よ
封じられずとも 因縁は芽吹く
見果てぬ行く末 別離の淵から
退廃を刻み 邂逅夢見る
魂に宿る 孤高の証よ
気高き灯火 煌々と燃える
茨待つ道を 見守りたまえと
最果ての闇で 涸れた喉が鳴る
暁を灯す 不朽の縁よ
相見える日を 拒む色なれど
紅染め上げ 満つる時を知り
重なる印に 幸あれと願う
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S1
くれないをきざむ きたいのしるしよ
とこしえのはてに こえとどかずとも
まちうけるさだめ みまもりたまえと
ふうじられたみで ざれごととなえる
A1
らんまんなこわね はずんだ
ほうがのきおく みずみずしく
ことのほか なじむゆびさき
きづけばからめとられていた
B1
ゆるされるはずもなかあたまじわりさえ
うつつ わすれるほどおぼれゆく
いつしかそこへとやどしていたあいのこ
ひとわいむべきことよんだ
S2
あやまちにさいた いのちのあかしよ
さいはてのかけに みちおよばずとも
くんこうゆらして ただようせつなに
さきわえたまえと きえるいきがまう
A2
つみぶかきこどう はずんだ
とうかのきこつ にがにがしく
ふかひすらおそれぬきょうじ
きづけばしたがえられていた
B2
てにするはずなどなかあたこうでいさえ
どうり つきつけるやいばとなる
いつしかそこへといだいていたほうじょう
ひとわとわにふうじこめた
S3
わざわいをまねく きんきのえにしよ
うつろうきせつに ちるねがいなれど
まぎゃくのあわいと そしることなかれ
しずみゆくしねん くれないをたどる
B3
うぶごえとともにそこからぬけたひかり
はじけ わがこにほほえんだ
S4
あやかしをまとう いさいのしるしよ
ふうじられずとも いんねんわめぶく
みはてぬゆくすえ べつりのふちから
たいはいをきざみ かいこうゆめみる
たましいにやどる ここうのあかしよ
けだかきともしび こうこうともえる
いばらまつみちを みまもりたまえと
さいはてのやみで かれたのどがなる
S5
あかつきをともす ふきゅうのえにしよ
あいまみえるひを こばむいろなれど
くれないそめあげ みつるときをしり
かさなるしるしに さちあれとねがう
印縁
COBA x5884x様の楽曲への応募作です。
(https://piapro.jp/t/XfiZ)
和を感じる曲調だったため、和ファンタジーの世界観をイメージしました。
人との間に子供を作った妖怪が危険な存在だと封印され、相手も失い、封印された場所から我が子を想っている…というお話です。
子供の肌のどこかに刻まれた赤い紋様が妖怪の印=印縁(いんねん)になっています。
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