小指を舐めて　爪を隠して
虚空の糸を　貪る快楽

歪んだ時計　偽る五感
右も左も　落とし穴の中

この手あの手あなたの手
指と指が絡み合って
約束に溺れたい

この言葉はどれだけ無様に映るの
誰もいない世界の中へ溶けていく
忘れたいよすべて忘れてしまえたら
もう何にも怖くないよね　これ以上

今日の運勢気にしてみたよ
ねえ誰のこと呪うつもりなの

僕は両手隠さずに
黙り込んだ　待ち続けた
欲張りな同情を

まだ知らない不自然な仕草の意味が
そばにいたら手のひらの中解けていく
忘れたいよすべて忘れてしまえたら
もう僕には迷いは無いよ　要らないよ

どこまであなたはついてこれるの
どれだけあなたはかぶりをふるの

僕の手でユビキリを

この言葉はどれだけ無様に映るの
誰もいない世界の中へ溶けていく
忘れたいよすべて忘れてしまえたら
もう何にも怖くないのに
もう一度

僕の手で…
僕はまた、僕の手で