「きれいな声で歌うのね」
笑う君はウソツキ
心地いい声を 突き刺して
振り払い飛び込んだ
沈む僕は水底
心地いい無音 溶けていけ
歌声は水泡
手を伸ばした先
何にも届かないのだから 機能停止
水面という名の境界線を越えれば
笑う太陽の下 土砂降りの雨の中
きっと君の歌声を聴けるのに
水面は微かな光を揺らすだけ
水面という名の境界線越しのキス
「甘いね」と笑う君 「冷たい」と呟く僕
きっとウソツキは僕の方なのに
水面に散る波紋が優しいんだ
水面という名の境界線を越えて
てのひらという境界線 越えてくる熱に触れて
きっと初めてなみだを知ったんだ
水面に散る無数の小さな波紋
そして、2つの共鳴する波紋
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