「生きろ」と言う 彼はそう言う
What must be why stand here ?
(何故此処に立たなければならないの?)


海鳥が 波を蹴りました
何処か遥かへ 旅立つと
奪われないように
手離さないように

海神(わだつみ)は 空を鳴らします
怒りに震え 夜を枯らして
飲み晒すように
伏せ還すように


小さな手は 靴を見つけた
空っぽでは ありません
「いってきます」 いつもの声
「ただいま」 は帰りません

術を守ること 授けられた知恵
帆を高く張り上げ 陸を振り切れ
荒野に咲く 笑顔の写真
泥にまみれて 濡れていた


「生きろ」と言う 彼はそう言う
What must be why stand here ?
(何故此処に立たなければならないの?)

伸ばした指を 掠めて去った
今も消えない あの声が
繰り返し 繰り返し 名前を喚ぶから
目覚めた朝は 滲んでいて


綺麗なものばかり見ているのは
さぞや 居心地が良いだろう
知らない振りを続けていくのは
さぞや 生き易くあるだろう

胸を張れ 顔を上げろ
風を仰げ 海を憎むな

唱えられたものでは
抜け落ちた場所は埋まらない


「生きろ」と言う 皆はそう言う
What must be why stand here ?
(何故此処に立たなければならないの?)

忘れられない朝がある
それでも 彼女は微笑った

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

碧 - heki -

これを読んで、何を感じて貰えるかはわかりません。

それでも、表現する覚悟がある者の端くれとして形にしておくべきだと思うことです。
一部でも肌で感じたことを、残さなければいけないと思うことです。

自己満足でも、やっておきたいと思うことです。

自分の身に降りかからないことを、四六時中考えるなんて誰にも出来ません。
それでも。
知っていてくれる人がいたらいい。

私の、我儘です。



読んで御気分を害された方、
申し訳ありません。

今も続く沢山の御支援へ感謝を。
そして、戦い続ける皆様に最大の敬意を。

旅立たれた皆様の、
御冥福をお祈りいたします。

閲覧数:120

投稿日:2016/03/11 01:40:20

文字数:623文字

カテゴリ:歌詞

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