音楽とプログラミング。どちらも一見、別の世界のように感じますが、実は非常に似ている部分が多いことに気づいたのは、フリーランスとして活動を始めてからでした。
プログラミングにおいても、コードの流れや構造を意識することで、スムーズに開発が進みます。これは音楽の作曲にも通じます。メロディが流れるように、コード進行やリズムにメリハリが生まれることで、聴く人の心に響く作品が完成する。プログラムも同じで、無駄を省き、流れを意識することで、より良い動作が得られます。
たとえば、音楽制作で「サビに向かって盛り上がる」という構成があるように、コードを書くときも「全体の流れを意識して構築する」ことが大切です。最初に書く部分(例えばバックエンドの基盤)も、その後の機能(サビやクライマックス部分)を支える土台となるので、慎重に設計しなければなりません。
また、仮説検証の考え方も、音楽制作に似ています。曲作りでは、いろんなフレーズを試してみて、「これが合う!」と確信が持てた時に初めて曲が完成します。プログラミングでも、まず仮のコードを書いてみて、それを実際に動かしてみる。動作確認を通じて、最適な解を見つけていくという流れです。
僕がフリーランスになった理由の一つは、この**“試行錯誤を楽しむ”というプロセス**が好きだからです。音楽やプログラムには“完成形”というものがなく、常に「次はどうする?」という問いが付きまといます。これはクリエイターにとって、次々に新しい挑戦を与えてくれる素晴らしい部分です。
音楽制作とプログラミング、それぞれの分野で「自分らしいもの」を作り上げるためには、何度も失敗して、それを超えるための工夫を続けることが必要です。自分が納得いくまでやり続ける、この過程はどちらも同じです。
そう、音楽もコードも、最終的には**“自分の表現”**なんです。
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