ジャケット

セミもまばらな午後に
寝転がる冷たい床
憑きものが落ちて
からっぽになった頭

思い出の品を
やっと手放したあとに
それを思い出せない
もう旅立った後かな

「普通」ほど手に入らない
平凡な幸せに憧れて
でもほんとは望んでいなかった
もがく私 すすむ地球

さんざめく 真夏の御空に
昇る陽炎 去りゆく刹那が
明るい風が 開け放った窓から
疲れた顔の 髪を揺らしていく

仰ぎ見た 太陽ギラギラ
先の雲は 知らぬ間 もうなく
同じ時は 二度とないから
心も傷を そっと乾かせるよ

青い影うずくまる
誰もいない昼下がり
自分には無いものを
やっと諦められたよ


背中を向けて 一人きり
夏木立あるく 子ども眺めて
身を裂くような さだめだとしても
君はどうか生き抜いて

晴れ渡る 涙の夏空
一瞬 一瞬 宝石みたいに
幻影でもいい 心が潤う
鮮やかな虹 ふっと現れる 

かき鳴らす 誰かのレクイエム
嘆き 怒りも かさぶた輝く
孤独な惨禍 斃れた人らを
この宙だけは ずっと忘れないから

後ろで聞こえる声
忘れたままに 風のままに だけど
体のどこかで息づく
大切な刻を思い出すから

暁の 冷たい空気が
木の葉を一枚 ぽたりと落として
疲れて眠る 静寂の部屋で
いつもの景色 終わり予感する

さんざめく 真夏の御空に
昇る陽炎 去りゆく刹那が
同じ時は 二度とないけど
ここに居たこと 空が覚えてるよ

00:00 / 06:12

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

どこへも還らない夏-instrumental-

同曲のカラオケ版です。


マスタリングは音圧爆上げ君を使用させていただきました。
https://bakuage.com/

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投稿日:2022/08/05 19:06:35

長さ:06:12

ファイルサイズ:14.5MB

カテゴリ:カラオケ/インスト

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