ゾロっ、ゾロっ、ゾロっ ゾロっ、ゾロっ
練り歩く 妖怪行列
ゾロっ、ゾロっ、ゾロっ ゾロっ、ゾロっ
連れる、頭(かしら) 長い頭(あたま)

その、気配に、妖気に
背筋に、汗が一筋、スーっと

「その少年、肝が、旨そうだ」
「儂に、喰わせろ」「儂に、喰わせろ」
そんな、馬鹿な? こんな、痩せっぽちが?
「この慧眼、猫が、舐めるのか?」
「姫と、交換」「姫と、交換」
ヤツの捕虜か? あんな、タマよりも?
この少年は、なにを秘めてる?

パシッ、ザザッ ドタッ、ドタッ、ドタッ
走る、二人 逃げる、子供

その、油断に、決起に
駆け出し、追うよ、一途に 「ニャーッ!」と

「あの化猫、ガキと、グルなんじゃ?」
「それで、イイんじゃ?」「棄てる、理由は」
なんてことだ!? 邪魔で、駆除される!?
「猫、愛玩?」「これが、末路だろ」
「殺処分だ」「殺処分だ」
ヤツの所為だ ヤツが、運命を
あの少年と 尻尾、二股

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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尻尾、二股

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『駒下駄を履いた猫』#3

閲覧数:59

投稿日:2023/03/08 21:54:06

文字数:406文字

カテゴリ:歌詞

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