「「たっだいま~ぁ」」

「お帰りなさい」
「おかえり」
家の帰ると、おキクさんとデネが食卓にガスコンロを設置していた
「やるき姉!なにしてんの~?」
「ん~?おキクが今日は鍋にしようってことでさ。手伝わされてんの。ラビも手伝ってくれるん?」
「おっけ~!お皿並べるね!!って…21枚??なんか多くない?」
「えぇ。さっきナントさんから電話があって仲間と今日亜種藍荘に晩ご飯食べに行く、とのことでしたの。大人数になりますわよ」
え…まじ?机のスペース足りるのかなぁ…
「マスター?どうかなさいましたか?」
「ううん!ナント、シェアハウスだっけ…?住んでるとこ」
「そうですわ。そちらの同居してる方々を連れてこられるそうで…楽しくやっているみたいでなによりですわね」
「そうだね~」
ナント…何人連れてくる気だよ…

夜。亜種藍荘メンバーはみんな帰宅してきて、子供組はお腹すいたの大合唱…
「お腹空きすぎて…眠い…」
「シヲちゃん、もうちょっとの我慢だよ!でもリコもお腹ペコペコぉ~」
「リコ、ソファーで足ばたつかせるな。埃が舞うだろ」
「はぁ~い…。そういえば、フオ兄今日は帰ってくるの早かったね~」
「そうか?まぁ、予定より早く仕事が進んだからな」フオくんって…仕事何してたっけ…?

ピンポーン

「あッ!来た来た!!リコお出迎えしてくるぅ!」
「ラビたんも行く~!」
私もラビの後に続いて玄関にいく
「「いらっしゃ~い!」」
「よ、久しぶりだな」
扉を開けると先頭のナントの後ろに…8人?
「ナント兄!久しぶりッ!」
「リコか、相変わらず元気そうだな」
「うんッ!後ろの人たちは…お友達?」
「こいつらは…「はいはい!兎に角中に入って入って!!」
ラビが皆を中に連れて入る。うわぁ、一気に人口密度が…。てゆーか、ナントの同居人って子供型ボーカロイド多いな…
「ナント!お帰り!!」
「ただいま、って言うのもなんだか変だな…。久しぶり、デネ」
「ん。そちらのちびっ子達は、一緒に住んでるんやったっけ?」
「あぁ。みんな、自己紹介しろよ」
「はいッ!白音ロク11歳です!」
「謳音流嗄(ルサ)…」
「ひつ…じ…音エメですぅっ、はぅぅ…」
「デネさんこんにちは~、氏音ミコです」
うわわ…、名前覚えられるのかな
「よろしく、あたしは夜瑠紀デネな」
「「「「よろしくお願いします!」」」」
挨拶してた内の一人が私を見つめてくる。うわ、この子すごくカワイイ…確か、ルサちゃん?
「あ、私はここのボカロたちのマスターなの。よろしくね、ルサちゃん」
「よろしくお願いします、マスターさん。」
うう…なんか好かれてなさそう。ふとナントが小声で「ルサは男だよ、マスター」
やっちまった…。初対面なのに―――
「まぁ、ルサはあまり気にしない子なので、お気になさらず」
ふわりとした雰囲気の美人さんがルサくんの横で微笑んでいた
「あ、えーと…」
「冴和タルゥと申します。よろしくお願いしますね」
「は、はい!こちらこそ」
くすくす、と笑うタルゥさんはとても綺麗で…
「…なんか、すごくイイ匂いがする」
「あ、私花屋で働いているんです。花の匂いが服に移ってしまったのかしら」
ふぇー…、タルゥさんに花…似合うなあ
「マスター、タルゥには気を付けた方がいい」
ナントが苦笑いしながらこっちを見る。
どういうことだろう……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ようこそ☆亜種藍荘へ!5

続きます(`・ω・´)

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投稿日:2010/07/14 18:10:33

文字数:1,401文字

カテゴリ:小説

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