こんなにも熱くあなたを愛していると
幾千の言葉を並べて主張しようか
並べても並べてもきっと言い足りなくて
言葉がどんなに無力かを思い知るだろう

かくとだにえやは言ふ こんな風に、と
譬えることもできぬ激しい恋を

あなたは知らないでしょう
僕の燃える思いを
心を灼き尽くして
なお已まずに焦がれていると


こんなにも強くあなたを求めていると
比類なき言葉を重ねて試みようが
重ねても重ねてもきっとどこか違って
言葉の限界の前に立ち尽くすのだろう

かくとだにえやは言ふ そんな風に? と
譬えれば遠ざかる狂おしい恋を

あなたは知らないでしょう
僕の燃える思いを
世界を灼き尽くして
なお了らず猛る焔を

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51.言葉にならぬ燃える思いを

かくとだにえやはいぶきのさしも草さしも知らじな燃ゆる思ひを(藤原実方朝臣)

※「ノベルアップ+」及び個人サイト「篝火」でも公開中。

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投稿日:2023/08/27 16:47:06

文字数:303文字

カテゴリ:歌詞

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