騒がしい人の世を望んで後にして
山で静かに穏やかに暮らしていれば
一人きりの日々にはとうに慣れたけれど
ああ一人きりなんだなと噛み締めるときもある
凍てついた空気が肌にしんしんと刺さるようで
人里離れた山里は
いつもひっそりと寂しいけれど
冬は一段と身に沁みるもの
誰もいないのだと 誰も来ないのだと
人が離れることも「かれる」と言うよねと
枯れた草を眺めながら思ったとして
ちょっとおもしろいねと分かち合える人も
いないのだなと思い知るときもあるということ
稀に訪れる人も今を選びはしないから
人里離れた山里は
今日も変わらずに寂しいけれど
これが冬だってわかっているんだ
誰もいないところ 誰も来ないところ
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