逃げも隠れもできないような
一方通行の一本道で
思い思いの狂い方を
模索しているバカナ・バーサーカー

ふざけすぎれば一発退場（レッドカード）だし
繕いすぎれば埋もれてくしで
絶妙なラインの狂い方を
求めさまようバーサーカー

「それやって何が得られるんですか」
「そのボケは使い古されてるよ」
「それ本当に面白いと思ってんの」
あたまおかしくなりそうだ！

バカを演じて何年目？
みてくれのため狂うのは何故？
そんな疑問を日々抱えながら
それでも狂うバーサーカー

そんなある日出会ってしまった
真似などできない本当の天才（バカ）に
そいつの背中を見れば見るほど
演じ続けるのがバカらしくなった

「偽物のキャラを装って、
ありもしない設定を背負いこんで、
バカなフリをして楽しいの？」
狂えぬヤツの妄言だ！

笑われているとしても
とうに見透かされてるとしても
譲れない戦いがあるなら
構わず狂えよ

バカを演じて何年目？
生きやすさを選んだのは何故？
なにひとつとして分からぬまま
それでも狂うバーサーカー

種も仕掛けもバレてしまって
奥の手など残ってなくとも
荒唐無稽で無様な日々を
なおもおどける　バカナ・バーサーカー