「………眠い……」
激しく扉を叩く音で目が覚めた。
外はまだ真っ暗だ。
時計を見ると、1時になったばかりだ。
一体こんな夜中になんの用なの?
「おはよ、ミク。」
「…………」
何のんびり挨拶なんてしてるのよ。
…って、私の今の格好見せたくなかったんだけど。
髪ボサボサだし…
「ミク?」
「私眠いから!」
慌てて扉を閉めようとしたら止められた。
「ちょ、ちょっと待って!!」
「…何?」
「今日何の日だか分かる?」
今日?
8月31日だけど……あれ?今日ってもしかして…
「…私の誕生日?」
「そう!!だから、一番最初に会いたかったんだ!!」
「な……!?」
「まぁ、ちょっと遅れちゃったけどな。」
「………」
「ほら。ちゃんとプレゼントも用意したんだ。」
そう言って彼が取り出したのは、青色の箱。
「ミク、顔上げて。」
「……嫌。」
絶対見せられない。
でも、私の抵抗は無意味だった。
「ミク、顔真っ赤。」
「~~っ!!うるさい、笑うな///」
「可愛いよ。」
「バカッ!!//」
「動くなよ、つけられないだろ?」
「どう?」
彼の顔が離れていく。
私の首につけられたのは、私の髪の色と同じ色のネックレス。
「クオ、ありがと。」
なかなか素直になれないから、たくさんの「ありがとう」を伝えられない。
それでも彼は笑ってくれるから。
―ありがとう
コメント0
関連する動画0
ご意見・ご感想