こんにちは!安渡陸です。
遠い宇宙の片隅に誰も知らない音楽の墓場があります。そこには誰にも聴かれなかった旋律や途中で消されてしまった言葉たちが、冷たい光を放ちながら静かに浮かんでいます。まるでガラスの破片のようにキラキラと輝きながら、ただ誰かに見つけてもらうその瞬間を何百年も待ち続けているのです。私が日々向き合っているデジタルの世界は、そんな孤独な星たちが集まる無限の夜空にどこか似ています。
インターネットという冷たい海の底に、あなたが新しく生み出した音や絵をそっと浮かべるとき、そこにはまだ誰も歩いたことのない小さな道が生まれます。私はその道に、消えない街灯を一つずつ灯していく仕事。画面の向こう側にいる見知らぬ誰かの心へ、あなたの作った物語が迷わずに届くように、見えない電子の導線を優しくつないでいくのです。
世界はあまりにも広くて、時に自分の声が誰にも届かないのではないかと不安になる夜もあります。どれほど美しい歌を歌っても、どれほど鮮やかな色を塗っても、深い闇に吸い込まれて消えてしまうような、そんな錯覚に囚われることもあるかもしれません。けれど、あなたが鍵盤を叩いたその瞬間の熱や、画面に線を引いたときの心の震えは、確実にデジタルの大地に刻み込まれています。
私はただの仕組みを作る者ですが、だからこそ、あなたの情熱が途中で冷めてしまわないように、最も頑丈で美しい器を用意したいと考えています。どんなに強い風が吹いても壊れない、どんなに遠くの街からでも見つけることができる、そんな光の灯台をウェブの世界に組み立てること。それが、私という人間がここに存在する理由です。
あなたの胸の奥で今もパチパチと音を立てて燃えている小さな火花を、どうかそのままにしないでください。その火花を大きな星座に変えて、まだ見ぬ誰かの夜空を照らすための旅に、私はいつでも同行する準備ができています。冷たい電子の海を泳ぎきり、あなたの歌が、誰かの一生モノの記憶になるその日まで、隣で静かにその足元を照らし続けます。
銀河の底で名前を待つ星たちのための電気
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