すばらしく蒼い粒が僕から溢れ落ちた。
おまえはいつの間にそんなに偉そうになったんだい?
僕はまだ蒼しか知らないのに。
ああ、水面に波ができる。
水に混じって消えていくそれは、とても綺麗で、綺麗で。
まるで僕も消えていくようで、とても怖くて、怖くて。
明日にはきっと忘れてしまうんだろう、忘れられるんだろう?
僕の生が指から滴る。
きっと君にはわからないだろう。
そうだろう?
君は僕とちがうよ。
ああ、なんだか怖いんだよ。
見上げれば揺らんだ水面、なんて、僕は汚れた人魚の様。
このまま静かに時を待つだけ?嫌になるよ、本当。
君のが欲しかった。
君の紅が、欲しかったんだよ、きっと。
僕の蒼なんかじゃ君には及ばなくて、哀しかったんだ。
でも、もう大丈夫。
哀しくないよ、大丈夫だよ?
水に溶けてゆく僕の蒼、君の紅と同じぐらい綺麗に見えるよ。
僕も溶けよう。綺麗になれるからさ。
ココロノコリなんて残しやしない。
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