ゆびきりげんまん

小学校の頃ネットで知り合った2人、AとB。お互い声も顔も名前も知らない。

そんな２人はある日のビデオ通話を切っ掛けにお互い相手が同い年であることを知るが、同時にBが難病を患っていることもわかった。

それからAは、1カ月後海外で手術があると話すBと半月ほど毎日通話していた。
ある日「いつでもこの空の下で」などと、いつものようにアニメのべたなセリフをいくつかカマし突っ込みを待つBは、Aからの突っ込みが入る前に突然「約束してほしいことがある」と言い出す。
こうして通話の終わりにお互い直接会う時までの約束を交わしたのだが、
その後Bとは連絡がつかなくなり、そのまま時が流れAは大人になっていた。
約束は昔のものとなったが、今でも鮮明に残っている。

っていう体験談を歌にしました。
Bに届くと嬉しいです。
今ならあの時Bが言ったセリフには意味があったんだってわかるよ。
また会おうね。

【歌詞】
さよならは言わないよ
別れ告げる言葉ってさ
口にしたら二度と
会えなくなりそうでさ

「ねぇ、この景色ってさ。大人になっても変わらないのかな。」
そんな君の顔は少し不安げで
そんな君の言葉に
ろくに考えもせず
僕はうなずいた
そしたら君はニヤついてきた
やっぱ君には通用しないんだな

君と過ごした時間も全部全部
消して忘れることなんてないよ
懐かしいようで新しい君との
次会う時までの約束

ねぇ、僕が心から叫んでいたありがとう
言葉にするずっと前から伝わってた
不思議なもので驚きなんてしなかったよ
なぜだか当たり前に思えた
その分離れることが辛くて
でもどうしようもない

君と過ごした時間も全部全部
消して忘れることなんてないよ
懐かしいようで新しい君との
次会う時までの約束

僕がもっと正直になれたら
その時は必ず君に伝えるよ

少し背が伸びたこと
他にも沢山話したい事
沢山あるから
きっとまた会える
だからさよなら言わなかったんだ

いつでもこの空の下

また会う時まで