翌檜

投稿日:2014/01/31 18:54:47 | 文字数:745文字 | 閲覧数:73 | カテゴリ:歌詞

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人は何かに祈る時
時に、全てを失うことがある

そして同時に、何かを得る人がいる

そんな詞です

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TEXT
 

翌檜


凡ゆる陽は絡繰みたく
脚から溶けるひとが腕を攫む
攫む先には、雲間から聳える菩提樹


凡て、枕元より輪廻するのだ


悲歎は軈て雨となり、川となり
深緑の重きを地中から支える様に
わたしの非業は意味に成りますか


緩やかに流れる赤色の川
迂回して渡る先の橋、見ず知らず
どこまで続くかわからない長く永い
さて、果てには何があるのか


路傍の石、ひとはそれが限界だ
歩かせ、走らせ、または転びながら
明日を生くには齷齪の足取り
歯車には愚か、飛ぶ鳥の翅にも成れず
眼前の絶望を見つめ、吊り橋を渡る
幸せに綻ぶ間も傍に置き去りにして


千古の古の中
聳える樹々達は迷いの丈も無く
只ひたすら伸び続けることで
明けるものだと思っているのであろう
歓喜もなく、落胆もなく
実に高尚な偃月がそれを高くから見下ろす


「何処まで行こうと言うのだね?」


耀く渡から一連の人ら
「照らしなさる彼が正しいのか」
高尚な偃月は又、
「枯れても尚、馳せるのか」


汚れた手の男は人思いに


深縁の幹、その心を人思いに


斬!


だが、しかし


残!我に最早霊など惜しくはない!


彼の向かう先には
ただ照らす陽の元を、子を照らす元をと
犠牲を積み重ねた切望だけが動力であり
願うこともなく、祈ることもなく
燃える身体が黒く焦げ付き灰となりて
月の吾子を起こさぬ様にして


わたしはさきをいそがねばならない


煉獄に身を委ね
ひとより優しく、神より高く
誰も辿り着けない場所へ
増すばかりの光に向かう様に


「尊い」


呟いた人らは啜り泣きながら
彼の来世を願って翌檜に刻み


明日の光、明日の幸せ


明日のひとへ、幸あらぬことを





明日、また此処に来よう

どうも、ゆだと申します!

ぼちぼちボカロやCeVIOで曲を作っていくので

よろしかったら聴いて下さいね!

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