―――Aメロ―――
大好きで仕方が無いんだ。 ((だいすきでしかたがないんだ。
いつだったか君が言った言葉は忘れた。 ((いつだったかきみがいったことばはわすれた。
いつだったか僕が応えた言葉がこれだ。 ((いつだったかぼくがこたえたことばがこれだ。
―――(導入)s―――
広い広い海の中 ((ひろいひろいうみのなか
間抜けた僕の忘れ物。 ((まぬけたぼくのわすれもの。
深い深い海の底 ((ふかいふかいうみのそこ
大事な僕の忘れ物。 ((だいじなぼくのわすれもの。
落としたとき僕は気付かなかった。 ((おとしたときぼくはきづかなかった。
ポケットに手を入れて立ちつくした。 ((ぽけっとにてをいれてたちつくした。
拾う方法を模索した。 ((ひろうほうほうをもさくした。
―――Aメロ―――
大好きで仕方が無かった。 ((だいすきでしかたがなかった。
いつだったか君に言った言葉を覚えた。 ((いつだったかきみにいったことばをおぼえた。
いつだったか君が僕に聞かせたから。 ((いつだったかきみがぼくにきかせたから。
―――Bメロ―――
波打ち際にしゃがみ込み ((なみうちぎわにしゃがみこみ
忘れられない忘れ物を思い出す ((わすれられないわすれものをおもいだす
僕はおたまを持って来て ((ぼくはおたまをもってきて
海を掬っては乾かした ((うみをすくってはかわかした
―――サビ―――
広い広い海の中 ((ひろいひろいうみのなか
落ちていく僕の宝物。 ((おちていくぼくのたからもの。
それがあまりに小さいもんだから、 ((それがあまりにちいさいもんだから、
海を塩にして顕微鏡 ((うみをしおにしてけんびきょう
―――Cメロ―――
果てしなく続く後悔の作業 ((はてしなくつづくこうかいのさぎょう
何度も何度も繰り返す。 ((なんどもなんどもくりかえす。
いつだったか君が僕に言った。 ((いつだったかきみがぼくにいった。
―――Bメロ―――
波打ち際で一人きり ((なみうちぎわでひとりきり
思い出せない思い出を思い出す ((おもいだせないおもいでをおもいだす
僕は杓子を持って来て ((ぼくはしゃくしをもってきて
海を弾いては煌かす ((うみをはじいてはきらめかす
―――サビ―――
深い深い海の底 ((ふかいふかいうみのそこ
流した涙で水かさ増して ((ながしたなみだでみずかさまして
掬い上げようとしゃがんだら ((すくいあげようとしゃがんだら
またポケットから落し物 ((またぽけっとからおとしもの
―――Cメロ―――
失くすだけの後悔の作業 ((なくすだけのこうかいのさぎょう
何度も何度も繰り返す。 ((なんどもなんどもくりかえす。
いつだったか君が僕に言った。 ((いつだったかきみがぼくにいった。
そんな気がするだけじゃないと祈る。 ((そんなきがするだけじゃないといのる。
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