【1】 カタカナ廃止&全仮名追加ver. + 意訳
落日(らくじつ)越(こ)え またも来(きた)る
[[ ただ昇っては沈む日々を繰り返しているだけでしょう? ]]
虚飾(きょしょく)を繰(く)り 散(さん)ず宵(よい)に
[[ そしてまたやって来る夜に 嘘偽りを手折り数えては無かったものにする ]]
肝胆(かんたん)を穿(うが)つは
妄念(もうねん)の混濁(こんだく)
[[ 錯乱していく妄想はこの躰にぽっかりと穴を空けて ]]
塞(ふさ)ぎ得(え)ぬ真理(しんり)と
耳障(みみざわ)りな不協和音(ふきょうわおん)ばかり
[[ その隙間から入り込んでくる現実は雑音となって私を責める ]]
ここは裁(さば)きを待(ま)つ
鵺(ぬえ)の蔓延(はびこ)る楽園(その)
[[ この場所は楽園のようで 裁きの時を待つ悪人達の巣窟でしかない ]]
灰(はい)になり散(ち)る瞬間(とき)まで
謀(たばか)り続(つづ)けて
[[ 理解ってる でも、命尽きるまで自分を誤魔化し続けるしか出来ないの ]]
手折(てお)るくらいならば
喰(く)らえ 甘(あま)き覚悟(かくご)
[[ 考えの甘さを自覚したなら 最初から無かったものにしてしまえ ]]
目隠(めかく)しして飛(と)び降(お)りる
準備(じゅんび)なら もう既(すで)に
[[ 全てに蓋をして逃げるのは簡単なこと さあ、どうぞ? ]]
瞑目(めいもく)する 黒匪(こくひ)の窓(まど)
[[ そうして また 私の世界は固く閉ざされる ]]
開(あ)け放(はな)てよ 躊躇(ためら)いなく
[[ その心は躊躇することなく解放されることを望んでいるのだと知っていて ]]
野放図(のほうず)に終止符(しゅうしふ)
時(とき)を経(へ)て今(いま)こそ
[[ 傲慢の積み重ね もう手遅れ いつか終止符が打たれる時は来る ]]
怠(おこた)りに溺(おぼ)れて
自(みずか)ら引(ひ)き裂(さ)いた救(すく)いの手(て)で
[[ 怠惰な生き方に依存した代償 最後には自業自得を思い知るしかないの ]]
惜(お)しみなく捧(ささ)げよ
死(し)して舞(ま)うその身(み)を
[[ だから 自らの未来を捨てて尚、足掻くなんてことは許されない ]]
斯(か)くも暗(くら)き夜(よ)に躍(おど)る
不条理(ふじょうり)の調(しら)ベ
[[ 暗闇の中で我に返っても 自身の違えた現実に痛めつけられるだけ ]]
踏(ふ)み躙(にじ)れど摘(つ)めぬ
月影(つきかげ)に咲(さ)く花(はな)
[[ 清廉潔白な精神を 妬むと同時に羨望の眼差しで見ていた ]]
それは憧(あこが)れに終(お)わり
塵(ちり)となる 蜃気楼(しんきろう)
[[ それが憧れのままに終わる幻と知っていて ]]
酸素(さんそ)を失(うしな)った理想郷(えでん)に独(ひと)り
煤(すす)ばむ焼跡(やけあと)は忽(たちま)ちに熔(と)けて
[[ 在って然るべきものは無く そこには自由と孤独だけ なんて醜い世界 ]]
希求(ききゅう)を零(こぼ)れ落(お)つ思惑(しわく)浅墓(あさはか)
夢(ゆめ)なき幻想(げんそう)は朧(おぼろ)げに揺(ゆ)らぐ
[[ 輝かしい未来は浅はかな願望に掻き消され儚く散っていった ]]
砂上(さじょう)の楼閣(ろうかく)の奥(おく)なる其処(そこ)で
弛(たゆ)まず誘(いざな)うは一条(いちじょう)の光(ひかり)
[[ 確かに夢見たはずのそれは幻想の先で手招くように光っている ]]
視得(みえ)ざる手(て)の招(まね)く現実(りある)に未(いま)だ
咎(とが)にて蔽(おお)われたその声(こえ)は届(とど)かず
[[ 呼べども届かない そこは、いつか私が逃げ出してきた世界だというのに ]]
心(こころ)して享(う)けよ 断罪(だんざい)の音(ね)を
[[ 望みと引き換えに犠牲となったものの為 決して報われることのない償いを ]]
ここは裁(さば)きを待(ま)つ
鵺(ぬえ)の蔓延(はびこ)る楽園(その)
[[ この場所は楽園のようで 裁きの時を待つ悪人達の巣窟でしかない ]]
灰(はい)になり散(ち)る瞬間(とき)まで
謀(たばか)り続(つづ)けて
[[ 理解ってる でも、命尽きるまで自分を誤魔化し続けるしか出来ないの ]]
手折(てお)るくらいならば
喰(く)らえ 甘(あま)き覚悟(かくご)
[[ 最初から無かったことにしてしまえば 自責の念に駆られなくて済む ]]
目隠(めかく)しして飛(と)び降(お)りる
準備(じゅんび)なら もう既(すで)に
[[ 私は今、瀬戸際に立っている 希望を捨てて逃げ出す準備は万端だ ]]
【2】 フレーズカット補整&オールひらがなver. + 譜割メモ
4242 らくじつ こえ またもき たる
4242 きょしょくを くり さんずよ いに
3222- かんた んを うが つは
3222- もうね んの こん だく
3222- ふさぎ えぬ しん りと
33333 みみざ わりな ふきょう わおん ばかり
36 ここは さばきをまつ
36 ぬえの はびこるその
38 はいに なりちるときまで
53 たばかりつ づけて
36 ておる くらいならば
36 くらえ あまきかくご
38 めかく ししてとびおりる
55 じゅんびなら もうすでに
4242 めいもく する こくひの まど
4242 あけはな てよ ためらい なく
3222- のほう ずに しゅう しふ
3222- ときを へて いま こそ
3222- おこた りに おぼ れて
33333 みずか らひき さいた すくい のてで
36 おしみ なくささげよ
36 しして まうそのみを
38 かくも くらきよにおどる
53 ふじょうりの しらベ
36 ふみに じれどつめぬ
36 つきか げにさくはな
38 それは あこがれにおわり
55 ちりとなる しんきろう
4543 さんそを うしなった えでんに ひとり
4553 すすばむ やけあとは たちまちに とけて
4543 ききゅうを こぼれおつ しわくあ さはか
4553 ゆめなき げんそうは おぼろげに ゆらぐ
4543 さじょうの ろうかくの おくなる そこで
4553 たゆまず いざなうは いちじょうの ひかり
4543 みえざる てのまねく りあるに いまだ
4554 とがにて おおわれた そのこえは とどかず
5352 こころして うけよ だんざいの ねを
36 ここは さばきをまつ
36 ぬえの はびこるその
38 はいに なりちるときまで
53 たばかりつ づけて
36 ておる くらいならば
36 くらえ あまきかくご
38 めかく ししてとびおりる
55 じゅんびなら もうすでに
断罪ノ刻 -Danzai-noKoku- // 補足txt
自作品「断罪ノ刻」(http://piapro.jp/content/qaq0xyj0r51q686i)の追加テキスト。
かなり複雑な表現方法を使っているので単品だとじっくり読み込んでも理解しづらいと思い
意訳(※)を加えたものが【1】です。
【2】の方は譜割り確認とボカロ流し入れ用のひらがな表記ver.になります。
(※)ある程度噛み砕いた表現に置き換えていますがこれでもまだ完全展開とは言えないです^^;
9/30 追記
サビの最下段(の譜割)ってもしかして「53」→「63」で「55」→「65」か……!?
楽譜があれば確実なんですけど、同じ音階だから連符なのか単なる反響なのか何度聴いても
判別し難く……音を削って頂く方が良いケースだとは思うんですけど^^;
(万が一、他にも拾い違っている箇所がある場合には手直しさせて頂きたいと思います!)
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