瞬く熱の中
奏でる明けの歌


落差
強さ

遠く広がる

途方
鼓動

迷う群雲

滲む
浮かぶ

捨てることなく
肩にかけた言葉の欠片

響く合図
眩む高さに褪せて揺らぐ

吐いた連想
捻り曲げた責め立てる毒
刻む先に消えてゆくまで



落ちた影を引きずり回す
息の先を塞ぐ虹色

指した果てに突き抜けすぎた
巡る視野に切り傷一つ

指を削る普遍の風に胸を巡る礫と闘争
縛る足に火をつけたまま型の合わぬ軌跡を記して

進め
声は溢れる

続け
空を越えて駆けて


逆らう果てにまだ途切れぬ不死の歌


握り締めた弾ける旗幟は
裂けて緋色
溶けて藍色

意識
自責

傾く羽にやがて濁る刺し傷一つ

落ちて染みたどれほどの雨
重ね朽ちたどれほどの夢
生きる星に背を向けたまま憂う時を速度と化して


揺れる
今は戻れぬ

霞む僕を望め

進め 
声は溢れる

続け
空を越えて駆けて
高く跳ねて


差延
気炎

痛みを振るう
意思に換えた遺る群像
過ぎて逸して失くしたものを擦れた指で数えて笑う



泡沫の先

どこに行けば終わりが見える
渇く歌を携えたまま今も見えぬ彼方を映して

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

群雲

閲覧数:297

投稿日:2011/05/02 02:23:18

文字数:500文字

カテゴリ:歌詞

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