刹那の時間の中で
永い夢を見ていたよう
やさしく名前を呼ぶのは
いったい誰…だっただろう
覚束ない心で
まるで一歩踏み出すように
ふわり 背中を押すキミは
いつかの自分のようで
花も 鳥も
風も 月も
唄う世界の隅で
まだ想いも消せないままに
ただ一人 息をしている
描いた その未来が
輪郭を失っても
夢のカタチに 決まりなんてない
滲んで混ざる色彩
花びら舞う空の下で
私は羽ばたけるよ
誰も知らない まっさらな世界
飛べるよ 広い空へ
開いた視界に待つ
光に溺れそうでも
つよく 手を掴む感覚
息継ぐ先 見えた空
春も 夏も
秋も 冬も
繰り返す 日々の途中で
問いも悔いも諦めも全部
呑み込んで進んでいく
目指した 未来の先が
掠れて褪せていたとしても
夢の旅路に幕引きはない
永久に続く物語
花びら舞う空の下で
貴方はただ笑うだけで
何も知らない もどかしさに
胸の奥 しずかに光る
"ねぇ つらい夜を乗り越えた時には
もう一度手をとって
笑顔で私の名前呼んでね"
選んだ その未来が
私を試すとしても
新たに描く白地図のライン
止まらないと決めたから
明日へ進むために
全てが彩を成すよ
誰も知らない まっさらな世界
飛べるよ 広い空へ
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