心の扉を叩いた夏の薫り
きっと忘れない
この坂道登りきれば
約束の景色 あの日みた青空

不快指数高めの季節
7月の帰り道
「今見たい景色があるんだ」
君が指さす

「最後だからそれもいいよね」
みんなではしゃぎながら
不安抱え駆け出していた
見えない明日へ

前を走る君の白いシャツ
どうしてだろう眩しすぎたんだ
戸惑うほど極彩の想い
溢れ出しそうで握りしめてたよ

心の扉を叩いた夏の薫り
まだ覚えてる
この坂道登りながら
戻れない時をまぶたに映してる

息を切らし走った先に
広がった眩しい空
吹き抜ける風 緑の音
涙のにおい

両手のばし深呼吸する
君を真似て夏を吸い込んだ
同じ仕草したら何かが
伝わるかもって思っていたから

来年もきっと来ようと
ふざけながらゆびきりしたね
ありふれた夏のひととき
忘れたくないと強く強く願った

他愛ない会話のなかに探していた
確かなものは
何ひとつ掴めなかった
でも君と過ごす時は鮮やかだった

心の扉を叩いた夏の薫り
ずっと忘れない
この坂道登りきれば
約束の景色 はじまりの青空


---------------------
《ひらがなver.》

こころのとびらをたたいた なつのかおり
きっとわすれない
このさかみち のぼりきれば
やくそくのけしき あのひみたあおぞら

ふかいしすうたかめのきせつ
しちがつのかえりみち
「いまみたいけしきがあるんだ」
きみがゆびさす

「さいごだからそれもいいよね」
みんなではしゃぎながら
ふあんかかえかけだしていた
みえないあすへ

まえをはしる きみのしろいシャツ
どうしてだろう まぶしすぎたんだ
とまどうほど ごくさいのおもい
あふれだしそうで にぎりしめてたよ

こころのとびらをたたいた なつのかおり
まだおぼえてる
このさかみち のぼりながら
もどれないときを まぶたにうつしてる

いきをきらしはしったさきに
ひろがったまぶしいそら
ふきぬけるかぜ みどりのおと
なみだのにおい

りょうてのばし しんこきゅうする
きみをまねて なつをすいこんだ
おなじしぐさしたらなにかが
つたわるかもって おもっていたから

らいねんもきっとこようと
ふざけながら ゆびきりしたね
ありふれたなつのひととき
わすれたくないと つよくつよくねがった

たあいないかいわのなかに さがしていた
たしかなものは
なにひとつ つかめなかった
でもきみとすごすときは あざやかだった

こころのとびらをたたいた なつのかおり
ずっとわすれない
このさかみち のぼりきれば
やくそくのけしき はじまりのあおぞら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

夏色センチメンタル

黒桜様の曲に歌詞をつけさせていただきました。
http://piapro.jp/t/JMFG

閲覧数:295

投稿日:2014/04/30 23:10:34

文字数:1,100文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました