目の前 駆け寄る君を
突き飛ばし 嘲った
「嫌い。」 「嫌い。」
口を突いて出る 嘘(コトバ)
作った笑顔で 笑ってる
そうして僕は 生きてきた
君が叫んだ 「大好き」も
笑って 切り捨てた
なんでなんて 聞かないで
僕は君が 嫌いなんだ
笑いながら 嘘吐いて
言葉を何度も 突き刺した
全部全部 飛び越えて
思考が落ちる 一歩前
笑う君を 睨み付けた
「その顔見てると 反吐が出る。」
泣き出し 崩れる君を
冷めた目で 見下した
「消えろ。」 「消えろ。」
口を突いて出る 嘘(コトバ)
嘘吐き壁を 作ったのに
君が全てを ぶち壊す
耳障りにしか 聴こえない
ああもう うるせえな
なんでなんて 聞き飽きた
僕はどうせ 嘘吐きだ
君の首に 手を伸ばして
溢れた涙も 舐め取った
廻る廻る 嘘に呑まれ
心が麻痺る 瞬間に
君に吐き出した 言葉は
「目障りだから 消えちまいな。」
「何故まだ此処に 立ってんだ。
興味が無いって 言っただろ。」
心にもない事 口にした
僕は 嘘吐き(オオカミ)少年だ
やめた!やめた! こんな人生
君を何度も 傷付けた
吐き出した 嘘に潰れて
結局僕の ゲームオーバー
ここから 飛び降りて
叫ぶ君無視して 考えた
最期に吐いた 嘘は確か
「君が一番 大嫌いだ。」
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