(01)

目の前に映る私の姿は
いつも半透明だった
そこに居るのが私なのかどうか
解っている気になってたから

そんな曖昧な私が私を見つけるために
この空を翔けるの---

広すぎるその空は
空翔ける私の翼をへし折って笑った
だから私はこの空に生きるの
私が曖昧でい続ける為に


(02)

足元に映るあなたの影は
いつも半透明だった
そこに居るあなたが何を信じているか
知ってしまっていたんだから

そんな大きなあなたを見つけたくって
この空を翔けるの---

狭すぎるその空は
地に立てるあなたを見下ろして笑った
だけど私は手を差し伸べるの
あなたの片翼でい続ける為に


(02.5)

私はこの空に何を願うの？
そこに果てのない始まりを
私は願うだろう
その時にたった一人じゃ
私は私の願いにきっと殺される


(03)

蒼空に映る世界の影は
いつも半透明だった
そこに居る私がどう映っているか
まだちっとも知らなかったから

そんな世界に飛び込みたくて
この空に翔けるの---

蒼すぎるこの空は
果てを見る私の前を見て笑った
だから私は微笑み返すの
空の果て雲の向こうへ進むために


(03.5)

これから先の知らない道は
周りに溶けて見えないけれど
私は行ける
この空平線上(くうへいせんじょう)の明日（むこう）へと