小さな声で あたしは叫んだ

夢見心地な天使たちの群れ

神様を崇めて空を見る


お腹を空かせたカナリアが指先へ

夕暮れのペルシャは膝の下

ここは安穏よ そう言って微笑んだ

閉じた目にはそれしか無く


小さなリンゴは音もなく舞い落ちた

瞼を開けば、大嫌いな銀の蛇


どうしてしまったの

声は空へ響き渡る

かすみ草の囁き

蜜はやがて死んでしまった


大好きだったと

声を荒げて囁いた

閉じた口には悪魔の影


霞むあたしは人に溶けゆくまま



どうぞ、さようなら

しばしのお別れよ

明日になればまた会えるわ


いいよ、さようなら

初めましてこんにちは

また会いましょう


閉じた扉の先


天使の声




ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

惰天使



――羽は生えていたはずなの――



もっと見る

閲覧数:62

投稿日:2012/01/17 12:36:10

文字数:324文字

カテゴリ:その他

クリップボードにコピーしました