あなたに会いたいがためにあの声を捨てたのです

あなたに会いたいがためにこの足を手に入れたのです

傍にいるだけで良い・・・なんて所詮エゴでした

わたしの歌を聞かせたいのに

あなたと言葉を交わしたいのに

この想いがあなたに届くことはなくて

「いっそ地上に咲く花になれたら」なんて思うけど　

「この声が嗄れるまで愛を叫べたら」なんて願うけど

それでもきっと　憧れていただけの頃よりましな状況なの

夢の中でさえ

あなたの瞳に映るのはわたしじゃないけど

あなたがわたしを見つけてくれたあのときから

この想いは報われていたんだと思うの

だから　自分を殺してあなたが幸せになれるのなら

喜んでこの命を差し出しましょう

でも　最後に一つだけ

もうあなたに届かなくてもいいから

愛しています愛しています　　（泡になっても　どうかこの想いだけは）